1. もちろん大多数の方が正しい認識を持って従事しているとは思うのだが、社会起業・CSR・プロボノなどが日本に新たな概念として生まれていることに、私も違和感を感じずにいられない。これ以上欧米型の手法に依存しすぎるのはやめたほうが良い。本質を理解しない限りは振り回され続けるだけ。
  2. 本来当たり前なことであるにもかかわらず、別個の概念が作られなくてはいけないという意味では、「ブランディング」もそれらと同じことが言えてしまっている状況にある。
  3. 「顧客満足の追求」は誰もが口にし実践しようとするが、「顧客を愛する」という視点は一部の人にしかできないという意味で上位概念とも捉えられる。(みんなができないからこそ、それができれば大きく他者との差をつけることが可能。しかし、この視点は簡単に養えるものではなく、センスの問題かも。)
  4. 「顧客を愛する」という概念は事業の成功に必要不可欠なものではないが、それは「事業者が顧客に提供しうる価値」を最大化させるためには必要不可欠。
  5. また、これからの「企業イノベーション」や「潜在需要の創出」は、企業の「顧客に良くなってもらいたい」と強く願う気持ちから生まれるべきもの。(市場は「ブーム」や「企業の利益追及」から生まれるべきものではない。)
  6. それに有効な経営戦略をプラスして、利益を生みだすビジネスモデルに昇華させて世に打ち出す。(顧客を愛するといっても「収益を無視して良い」と言うことではなく、結果として継続的に収益がもたらされるようなシステムを構築するということも大事。)
  7. 【例え話】 コンサルタントの企業支援成功のカギとは何か?「知識や理論の有用性」であることは当然だが、それ以上にクライアントの繁栄を心から願っているかが重要。(それによってはじめてコンサルタントの力が最大限活用されることになる。)
  8. そうなると当然こちらとしても、支援先企業をある程度選定させて頂かなければならないわけだが、支援先企業に対して深い愛情を注ぎ続けることができるからこそ、本物の信頼関係も構築されるし、着実に結果を出して頂くことができる。

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